俺様彼氏と女王様。
俺に余裕の表情をみせるニーナさん。



ますますムカつく女。



「ヤれば満足すんの?」

「違うよ。全部欲しいもん。心も身体も。」

「残念だけど心も身体も俺は寧音のもの。あんたになんか1ミリもやんねぇよ。本気で潰してやろうか?」

「どうやって?」

「適当にケガでもしちゃって全部あんたの仕組んだ事にするとか、俺が『撮らない』って言えば大変な事になる業界。『ニーナのせい』って言えばそれまで。」

「ケガって…。」



寧音の為ならケガどころか腕1本くらいどうって事ねぇよ。



アイツを守る為ならなんだってする。



「そんなの…。誰も信じないよ。」

「信じるよ。天下の日向様は人望が厚いんでね?あんたの薄っぺらい信頼関係と今までしてきた横暴な事に周りも黙ってないでしょ。」



俺は寧音と世界に行く為なら日本経済なんて動かしてやる。



手段を選ばずにニーナを潰す。



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