俺様彼氏と女王様。

【寧音】



眼を覚ますと日向があたしの部屋のベッドを背もたれにして寝てた。



手を延ばして髪に触ると起きてしまった見たいで手を掴まれた。



「何で言わなかった。」

「何を？」

「ニーナ。」



日向は知ってたんだ…。



最近手を出して来なかったのはそのせい？



「ごめん…。」

「何でも一人で抱え込んでんじゃねぇよ!!そんなに俺に頼りたくねぇって!?」

「違うもん…。」



日向は振り向きもしないで怒ってる。



あたしに愛想尽かしたんじゃないかとか、本気で嫌われてしまったんじゃないかって不安が頭の中を渦巻く。



「それは後で説教。で、終わらせてきた。もう大丈夫。」

「ヒナがニーナさんに会ったの!?」

「会った。」



そう言って布団を頭からかけられた。



何で会ったの？



日向は何をしたの？