A stellar miracle.
なんて、冗談を言っている私だけど、さっきのことを忘れたわけじゃない。
正直言って、そっちが気になって私は集中しきれてない。
「はあ…」
なんて。
溜め息を吐いていた。
そんなとき。
べチャリ、と。
冷たい感触が腕に。
「あ…っごめんなさい!」
小さい女の子が持っていたソフトクリームが私の腕に。
そんな涙目の女の子に対して、
「気にしなくていいからね」
「でも…」
「じゃあ、楽しんでおいで。それで許してあげるから」
「…ありがとう、おねえちゃん!」
そう言って女の子は走って行った。
ああ、それにしても。