A stellar miracle.





何で。
何で起きてるの?

背後からの声に、誰の声かなんて。
1人しかいないから。


――――フリだったの?





「…何でっ」





何で、いるのよ。
何で、待ってるのよ。


―――何で、私だと気づいているのよ。





「私の事、分からなかったんじゃなかったの?」





この格好で、私だと。

私だって気付かなかったから、ああ言ったんじゃなかったの?





「分からない訳ねえだろ」

「だっ、だって…!」









「…―――安達なら、たとえ動物に変わったとしても分かる自信がある」












< 22 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop