愛 ~③巻~
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「未來ちゃん…大丈夫?」

おばあさんが私の頭を撫でる。

この癖…龍と似てるなぁ…。

私はベッドの上で龍の事を考える。

今、どこにいるかな?

もう夜ご飯、食べたかな?

体調、崩して無いかな?

あぁ私…こんなに龍が好きなんだなぁ…。

おばあさんが部屋を出て行く。

宮先がおばあさんの体を気にして、あんまり私の看病するなって言ったらしい。

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