愛 ~③巻~
「さぁさぁ!久し振りにしましょうか!」

龍は私をソファに押し倒す。

『えっ…何を…?』

「それはぁ♪」

パコッ

「いてっ!」

龍が頭を抑える。

「病人に何すんだよ!」

『宮先!』

宮先がスリッパで龍を叩いたらしい。

「あっ♪仕事は君に任せます♪」

龍がポンッと宮先の肩を叩く。

「は?仕事!?俺、石田家の奴じゃないし!」

「元は、石田健人だろ?」

…放置しとこうと…。
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