愛 ~③巻~
『あっ…ハ~イ』

私達は自分の席に戻る。

龍もちゃんと自分の席に戻っていた。

ふぅ…疲れた…。

トントン

『ん?』

いきなり肩を叩かれる。

『香奈…?どしたの?』

香奈の満面が笑顔なのは何故?

香奈は右を指差す。

………。

この感覚は何…?

私はゆっくりと右を向く。

『キャァァァァ!!!』

私は席を立ち、右の方にいる、

龍を叩く。
< 18 / 142 >

この作品をシェア

pagetop