君が好きですから
時間が短く感じるよう、万全の準備でテレビを見た。
もちろん、ケータイの着信音に気づけるように音を小さくして。
そして、時刻は19時をまわった。
ピロリン
ケータイの着信音が鳴り、開くと
颯真からのメールだった。
たまたま宗太に電話したら、あいつ寝てて、なんかバスケ後に時間あると思って寝たら、爆睡したっぽい!
あとは宗太からいくと思うから、頑張って!
私は、悲しみもあったが後悔の方が大きかった。
昔から運にはついてなくて、降水確率10%でも私が期待したことによって大雨になってしまった。
期待してしまったってこともあるが、こうゆう場合を考えていなかった自分に後悔した。
その後、宗太からは謝りのメールも来て、好きだって言われた。
今思えば、その言葉で丸く納められたって感じ?
そして私の作ったチョコケーキはゴミ箱へ去っていった。