君が好きですから
亀裂
私達が付き合っていることがばれ始めた日のことだった。
「ねぇ、噂知ってる?」
それは、私が地味子だった時の仲間だった子が聞いた噂。
私は小6の時にクラスのボスを張っていたが、理由があり中学では地味子で、、、と思ったが、美嶺や宗太や羚のおかげで前の自分を取り戻せてきた。
「教えて?」
「それが、摩美ちゃんが他のクラスの樺蓮さんとか、綾夏さんに未来茄と美嶺さんの悪口言ってるって!」
空海 樺蓮(くうかい かれん)、3組のボスでこの学年の女子ボス、鵲 綾夏(かささぎ りんか)、樺蓮の仲良い2番目ボスって感じ。
「詳しく教えて?」
話しをまとめると、未来茄は最近調子にのってきた。
美嶺も同様。
授業中煩くて調子にのってるように見えるのも分かる、私が地味子をやめて調子にのって見えるのも分かる。
でも、美嶺をとやかく言われたくない。
摩美ちゃんは美嶺が可愛いから妬んでるだけだ。
そしてもう1人。
七海 褫暁(ななみ ちさと)、私のもと親友。
美人でキレイな肌焼けに、つり上がった目。
彼女は摩美の現親友だ。
彼女も私達を潰そうとしているらしい。
「もちろん、、、そんなことさせないよ?」
「あす、なんか言った?」
「いんや、美嶺の勘違いでしょ?」
「そうか、、、悪いね。」
久しぶりの感覚、、、
忘れていた小6の感情がわき出てきた。