タイムリープ
 そして幾日か過ぎたある日の事。道端を歩いていたある少女がその本に気づきその本を拾い上げ、ページを捲りやがて大粒の涙を流し始めた。




  すると今度はその本を読んでいたその少女が瑪瑙の代わりに物語の中に入り込んでしまった。




「えっ?!もしかして私本の中から出られたの?」
  と思いつつも瑪瑙はホッと胸を撫で下ろした……。




  ちなみにその本を手にした者がその本を読んで涙を流した際に、その涙の量によって本の中にタイムリープ出来るようにと、
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