you.van.ish
少し待っていると着信音に設定している

『愛してるの響きだけで強くなれる気がしたよ。いつかまた、この場所で君とめぐり会いたい。』


と、スピッツのチェリーが鳴った。




「はい。はい。もしもし?」

「慌てすぎぢゃね?はい。はい。もしもしって・・・。」

「あ!ごめん。ごめん。で、何だったの?」

「そんなに直球で聞く?」

「だって気になるんだもん・・・。」

「やっぱお前って可愛いよな。俺、お前が好きだよ。」

「え・・・。」



一瞬、言葉を困った。
< 31 / 83 >

この作品をシェア

pagetop