you.van.ish
「怜樺ー。あたし、どうしたらいいの?」

「まあ、こんな所だから奥に行こう。」



と、冷静にあたしを抱えてリビングに連れて行ってくれた。


「あたし・・・。あたし・・・。レイプされた・・・。」


その瞬間、怜樺の動きが止まった。


「あたし、汚いよね。どんなに洗っても汚れてるよね。」

「柚曖・・・。辛かったね・・・。よく、現実と向き合えたね。」



と、怜樺はこんなあたしを心から褒めてくれた。
< 54 / 83 >

この作品をシェア

pagetop