落ちこぼれが世界を救う話



「……本当に無理。無理だよ。」



「なんで!?世界が……すべてがかかっているのに!」



「だから、無理。重い。俺は世界を代表する……落ちこぼれだ。

そんな俺に世界なんて……」



「そんな……じゃあ誰が……」




妖精の顔が……


絶望する。



その顔からすると、本当に初めて妖精が見えたのが、
俺だったんだろう。


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