罪桜
ガチャ…
「はじめまして…」
私がそう言って部屋に入ると、なおくんと、翔太くんは、にっこり笑ってくれた。
「はじめましてってゆうか、ずっと話せてなかっただけなんだけどな!」
そう言ってくれたのは、あの少し
優しそうな印象の、翔太くんだった。
案外、優しい人達なのかもしれない…
みんなでトランプをしていると、
隣にいた翔太くんの手が私の足に触れた。
最初はふいに当たってしまったのかな、なんて思ってたけど、翔太くんの手はさらに奥に…
びっくりしたけど、翔太くんはお酒を飲んで酔っていたし、軽くあしらっていた。
気がつくと私は眠っていた。
「あれ…真奈ちゃんと浩介くんは…?」
「もう帰ったよ、とっくに。」
そこに居たのは、翔太くんと、なおくんだった。