おかしな二人


結局のところ、あたしの処分てどうなるんだろう。

ていうか、コソコソ副業してたんだし、どう考えたってクビだよね……。

ガックリとしながらも、一応確認しなくちゃと、意を決しゴクリと喉を鳴らしてから訊ねた。

「あの、あたし。このお仕事、クビですよね……?」

真剣な表情で訊ねるあたしの顔を、水上さんが目を点にして見ている。

「なに、言うとんのや?」

言っている意味が解らない、と今度は水上さんがハテナ顔。

「だって。内緒で便利屋の仕事しちゃったし。身上書には、嘘を書いてたし。水上さん、怒ってるし」

あたしは、クビになる理由をつらつらと並べていく。

「アホかっ」

すると、呆れた顔をむけられた。


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