おかしな二人
「いくでー」
その人が声を掛けると、他の人たちも我先にとレジへやってきて、思い思いのものを買って出ていった。
朝から四人の元気なお客を相手にしたら、なんだかこっちまで元気になってきた。
その後も、黙々とコンビニの仕事を続け、夕方前には次のバイト先の居酒屋へと向かった。
コンビニから居酒屋までは少し距離があるけれど、電車に乗るのはもったいないので、中古で手に入れたマイチャリでかっ飛ばす。
どうせ帰りは、終電もなくなっている時間だし、自転車のほうが都合がいいってのもあるんだけど。