おかしな二人


デンと置かれたキングサイズのベッドで水上さんは眠っている。
近づいていくと、スヤスヤと未だ熟睡中。

「水上さーん」

ベッドのそばで声を掛ける。
しかし、微動だにしない。

うーむー……。

「水上さん、朝ですよ」

ツンツンと布団の上から体を突くと、もぞもぞと動き始めた。

おっ、起きるか?

でも、もぞもぞしただけでまたスヤスヤと寝息を立てる。


< 75 / 546 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop