冷たい後輩くん
「胡桃に隠し事は出来ないね!」

そう言って、

「好きだけど、彼氏は俺の先輩だから、手は出せないよ。」

泣きそうなのに笑った。

その時初めて泣きそうな顔、見てしまった。

いつも笑ってたから。

知ってしまった私は、好きという感情を

ほかの人で紛らわそうとした。

そこから絶え間なく彼氏が出来て、

飽きたら振るという日々。

とうとう中学3年で受験を意識しなければ

いけなくなってしまった。

一旦、彼氏はストップした。
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