ラブ＆コメ

でも、サトルは大丈夫しか言わずに、とうとう料理が運ばれてきてしまった。


「お待たせ…ハフ…。」


華奢な男性店員は、料理をテーブルに置くと、急にその場に倒れ込み、顔がどんどん青ざめていく。

「えっ！？」


私は、一体何が起きたのか解らずに、ただ驚いて、華奢な男性店員を見ていると、
さっきの女性店員が奥から出てきて…


「あっ、また…。お客様すみません。アバラが折れただけですよ。」


と、冷静に教えてくれた。


って、アバラ折れてるの！？


「大丈夫なんですか？かなり顔色が…」


サトルは、心配そうに店員に尋ねた。


「大丈夫ですよ。いつもの事ですから。モヤシ男さん、奥でモヤシ茶飲みましょうね～。」


と、女性店員は、男性店員をおぶるようにして奥へと連れて行った。