ラブ&コメ
30分ぐらい経っても、あの女の子は来なかった。


陽も徐々に傾きかけて、青い空がオレンジ色に染まりだす


「そろそろ…帰らないと…」


今日は諦め、ブランコから立ち上がろうとまさにその時、


「はぁ…ー、ちょっと!そこ私の席なんだけど…」


膝に手をあてて呼吸を乱しながら、
あの女の子が現れた。
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