ラブ&コメ
「あっ、ゴメン!」


慌てて、謝った。驚きのあまりブランコから飛び跳ねるように。


女の子は、呼吸をゆっくり整えて夏草さんのそばに近寄ってくる



「やっぱり居ると思ったよ。」


さっきまで夏草さんが座っていたブランコに座ると、女の子は笑いながら言った。


「べ、別に、君に会いに来たわけじゃないからね!」


とっさの誤魔化しも、その女の子には可愛らしく見えたのか、また笑う。
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