ラブ&コメ
「おはよう。」


昨日の今日だから、ちょっとお母さんと話しづらいけど…


「スミレ…おはよう。」

しかし、お母さんはいつものように接する。


「あっ、うん。」


ちょっと予想外の反応にビックリした私は、そのまま冷蔵庫から牛乳を取り出し、お母さんに尋ねてみた。


「昨日の事なんだけど…さぁ…。」


そう言いかけたら、お母さんは私の言葉を遮るように、言葉を重ねてきた。


「スミレ、やっぱり…お笑い芸人になるの辞めて、早くサトル君と一緒になったらどうなの?」


…昨日の熱くちょっと怒り気味に話していたのってなんだったの?


「お父さんもそう思うよ。」


その声と同時に、お父さんも台所に現れた。

きっと、洗面所で…お母さんの…。
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