DL♥ロマンティックに抱きしめて。
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「お客様、凄くお似合いでございます。」
「うん、リサ、凄く大人っぽい。」
そう。
目を引かれた場所は、カジュアルでもなく、可愛いでもなく、大人な感じが漂うセクシーなデザイン。
黒のタイトスカートから伸びる足は、同性の私でも凄くドキドキするぐらい綺麗で、大人っぽい。
それとは逆のトップスは、体のラインが分かるピッタリなシャツだが、前には大きなフリルがシンプルでありながらも、存在感大だ。
少し煌びやかなデザインの小物で腰を囲めば、通り過ぎる人それもほぼ男性人が振り向いてしまうほどの、大人な女性が目の前に誕生した。
「う、うわぁ…。私じゃないみたい。」
「リサは凄く体のラインも綺麗だし、身長も高いからこういう格好が似合うかなって思ったの。」
「本当にお似合いです。お客様」
「ありがとうございます。ありがとう、くみ。これにする!」
満面の笑みでそう口にする彼女を見て、心の底から溢れる嬉しい気持ち。
リサの恋が、
大成功につながりますように…。
ニコニコと微笑む彼女を見て、それを強く願った。