DL♥ロマンティックに抱きしめて。
~蒲生side~
~蒲生side~
*
目の前の黄色の信号を通過したのを確認し、そのまま時計に目をやれば時刻は10時18分。
「くっそ…。」
不安と苛立ちに自然に足元の力が増し、俺はハンドルを強く握り締めた。
さっき届いた奴からのメール。
内容を確認した俺は、すぐさまソファの上に放り投げていたカバンを手にし部屋から飛び出していた。
”可愛いと思わない?”
その文章の下に表示された添付画像を目にした途端、心臓がドクンッと嫌な音をたてて跳ねた。
目の前には今にも崩れ落ちそうな酔いきった顔の”蒼井くみ”の横顔。
手元をじっと見つめているその姿は、何を考えているのか全く読めない。
…どうしてだ?
どうして、蒼井くみが今奴と一緒にいる?
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目の前の黄色の信号を通過したのを確認し、そのまま時計に目をやれば時刻は10時18分。
「くっそ…。」
不安と苛立ちに自然に足元の力が増し、俺はハンドルを強く握り締めた。
さっき届いた奴からのメール。
内容を確認した俺は、すぐさまソファの上に放り投げていたカバンを手にし部屋から飛び出していた。
”可愛いと思わない?”
その文章の下に表示された添付画像を目にした途端、心臓がドクンッと嫌な音をたてて跳ねた。
目の前には今にも崩れ落ちそうな酔いきった顔の”蒼井くみ”の横顔。
手元をじっと見つめているその姿は、何を考えているのか全く読めない。
…どうしてだ?
どうして、蒼井くみが今奴と一緒にいる?