DL♥ロマンティックに抱きしめて。
その後起こりうる最悪な出来事を考えずにはいられない。
わざとなのか、彼女の背景には窓から見えるバス停の名称。
職場からだとその場所にたどり着くまでに早くても30分はかかる。
「くそ野郎…っ!」
更にスピードを加速し、俺は先を急いだ。
そして、それから数分後。
バス停前にあったその建物は、こじんまりとしたBar。
その側にある空き地に適当に車を停め、急いで車をおりた。
バンッ!
勢いよくドアを開けると、室内には目立つ客は見当たらず、目に飛び込んできたのは一番奥の席にいる何度目かの奴のニヤついた顔。
…と、もう一つ。
その下で身を預けている彼女の姿。