DL♥ロマンティックに抱きしめて。
…へ?
し………嫉妬?
今度は俺がパニックをおこす番だった。
思考回路の落着かない俺を無視し彼女は続ける。
「せ…先生が…あの子に向ける笑顔を…羨ましく…感じちゃって…。」
…まてよ?
確か、彼女の好きな人は桐谷じゃなかったか?
でも、その場面には確かに、俺とその子しかいなかったはず…。
桐谷の事を好きというのが俺の勘違いだとすれば…
―――ようするに。
「…君の…好きなドクターって…俺?」