DL♥ロマンティックに抱きしめて。
その俺の言葉に、一瞬ピタッと動きを止めた彼女は1度だけゆっくりと首を上下に動かした。
その彼女の動作を見届けるのが先か、俺の行動が先か。
目の前のその愛しい存在を、再度きつく抱きしめる。
全く…。
前々から思っていたが。
どれだけ俺の心を鷲掴みにすれば気が済むのか。
ほんと……君にはお手上げだ。
「せ…せんせ?」
俺を見上げた大きい瞳。
その瞼に軽く唇を乗せれば、さらに赤みを増す彼女。
「…俺もだ…。
俺も…どうしようもないぐらい…くみが愛しいよ。」
そう言って彼女の小さな唇に、再度ソレを重ね合わせた。