DL♥ロマンティックに抱きしめて。

~くみside~

~くみside~



ど…どうしよう。



今起こっている事を小さな脳みそをフル回転にして再度確認する。


目に映るは、先程よりも明らかに遠くなった天井。

そして重力におとなしく従う柔らかそうな髪の毛。

視界の隅には程よくついた筋肉質な腕。

私を包むは何度も思い出していた世界に一つの”大人な香り”。



そして…再度目の前を見れば…




「ふふ…どうした?」




優しさの中に悪戯っ子のような微笑を浮かべる貴方で。



「せ…せんせ」



また新しい笑顔を見つけて、顔に集まる熱を感じる中。

必死で出した声なのに…。
それを貴方は




「だーめ。それは実習の時間だけ…。

ほら、俺の名前よんで?…くみ。」

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