DL♥ロマンティックに抱きしめて。

ボッと顔中から煙がでても可笑しくないほどに熱が集まり、黙っていると、


「…くみ…顔真っ赤。」


そんな私の気も知らず、その声の主はクスクス笑っていて。


「そんなに良かった?」


恥ずかしげも無くそんな事を聞いてくるもんだから。



「せ…先生こそ…そんなキス…どこで覚えたんですか?」



なんて対抗してみたりしたのだけれど…。


次の瞬間にはグッと引き寄せられて目の前に来た貴方の顔に降参せざる終えなくなる私。


「くみぃ~?何度言ったら分かるんだぁ~?」


その言葉に胸の高鳴りが余計に悪化して…




「今度2人のときに”先生”なんて口にしたら…

キスだけで止めてあげないよ?」




今にも爆発しそうな感覚を覚えてしまうのです。

< 161 / 319 >

この作品をシェア

pagetop