DL♥ロマンティックに抱きしめて。
気づけば、ソースのような香りが部屋中に広がり、料理の終わりが近いであろう事を知らせていた。
まさか、ソースまでもが手作りか?
「できたぁ~!」
その可愛らしい声に目を向ければ、俺のエプロンを着た彼女が自ら作った料理に微笑んでいる姿。
…やっとだ。
やっと、彼女に触れても良い時間。
それを待ってましたと言わんばかりの俺の気持ちは正直すぎて自分でも呆れてしまう。
「く~みぃ。」