DL♥ロマンティックに抱きしめて。

そっと後ろから抱きしめ、小さな頭の上から覗けば温野菜付の見た目からして美味しそうなハンバーグ。

他人の手料理なんて何年ぶりだろうか。

久しぶりに感じる期待感が俺を包む中、


「へへ♪…遅くなってごめんなさい。お待たせいたしました。」


目の前の彼女が上目遣いで、しかも申し訳なさそうにそんな事を言い出すもんだから、


「ううん。凄く嬉しい。ありがとう。」


俺は素直に言葉を表し、彼女の柔らかな髪にそっと唇を落とす。

その流れで、ゆっくりエプロンの紐を解いてあげようとした時。



ビクッ!




…ん?

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