DL♥ロマンティックに抱きしめて。

見れば、先程までの笑顔では無く、目をパチクリと泳がせて、赤面になっている彼女。


「どうしたの?」


疑問をそのまま口にしてみれば、


「あ…えっと…。」


今度は耳まで赤くなり始め、しまいには俯いてしまった。


「…しゅ…俊也さん…自分で出来ますよ?」


サワッと感じる何かに目を向ければ、彼女がエプロンの紐を解こうとする俺の手に、触れている。


そして、


次に来た一言に、さらに驚かされる羽目になった。




「…俊也さんに、解かれると…

何だか、はずかしいので…。」

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