DL♥ロマンティックに抱きしめて。

酸素を求め口を開くが、出るのは変な声ばかり。

そんな自分の声に恥ずかしさを感じる中、




「…ねぇ、くみ…」




耳元で響く貴方の甘い声。




「…分かってる?」




その声に背中の奥がゾクゾクと疼く。

囁きながらもソコを噛んだり舐めたりするから、


私は――


「あっ…んっ!しゅ…俊也さ…っ!」



自分でも驚く程のいやらしい声ばかりが出てしまうの。


なのに。


「…その声も、仕草も…」


「んんっ…っ」



「全部…

…俺を煽ってるって。」



そんな事を言って、余裕の無い表情で私を優しく見つめるから。
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