DL♥ロマンティックに抱きしめて。
「…手。」
ぎゅっと服を掴んでいる私の手を見つめて笑う先生。
今までで一番緊張してる私とは違って、余裕なのか慣れているのか…凄く落着いた様子。
その姿に少しばかり、思う事があって。
ドキドキしているのは、私だけ…?
「しゅ…
ん…
言葉がさえぎられたのは、
いつの間にか先生の手が私の頭を包んでて、
振り向いた私にキスをしてきたからで。
先程のよりも、優しくゆっくりとしたキスに頭の中が一瞬にして溶けるような感覚を覚える。
…先生、やっぱり慣れているのかも…。