DL♥ロマンティックに抱きしめて。
ドキドキと心臓が煩い。
キスは次第に深くなり、クチュッと音をたて始めた。
まるで壊れものを扱うかのように、先生の手が私の頭を優しく包み込む。
「んっ…」
歯をなぞられ、不思議な感覚がした。
思わず身をよじるも、まるで逃がさないとでも言うように更に手に力が込められた。
苦しくて…でも気持ちよくて。
どちらのか分からない唾液が口角から流れ出る頃。
やっとで開放された私。
息が乱れる中、トロンとする目で見上げれば、嬉しそうで意地悪そうな先生の顔があった。
「くみ…気持ちよさそうな顔してる。」
その言葉にハッと我に返る。
な…っ!
きっと今の私は体中真っ赤になってるんじゃないかな。
アタフタする私を先生がそっと抱きしめる。
「ねぇ、くみ…。
今からする事、”早い”とか”嫌”って思うなら教えて。」
「無理にはしたくない」そうつけたし私の瞼に先生はキスを落とした。