DL♥ロマンティックに抱きしめて。

その言葉に、ゆっくりと頷き少しの力でギュッとしがみ付く存在。

汗で湿るその額にもう一度キスをし、出来るだけゆっくり腰を進ませると、
途端に、しがみ付く彼女の力が強くなり、心地よい痛みが背中に広がる。

目に溢れんばかりの涙を溜めながら俺を受け入れる姿が、とても愛しい。





「くみ…愛してる。」





――ねぇ、くみ。



俺は自分がこんなにも欲張りだとは今まで気づかなかった。

始めは、笑顔。

そして次に、愛。


今では、君の全てが欲しくてたまらない。



こんなにも君に依存してしまった俺を、これ以上誘惑させてどうするの?

その、表情。

声。

仕草。


全てに反応している俺がいる。

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