DL♥ロマンティックに抱きしめて。

「す…すみません。」

「すみませ~ん。」


二人同時に頭を下げる。
すると聞こえてきた高い声。



「あらあら。さすがね、ちなみさん。私達の足まで引っ張らないで下さいね。」



クスクス笑いながらそう言う桜ちゃんをキッと睨み付け、私には「ごめんね」と耳打ちするちぃちゃん。

恥ずかしさの中、俯くしかない私。



そんな私を、貴方が見ていたなんて気づくはずも無かったんだ。



「ではこれより、担当の先生を紹介しますが、それぞれ1人につきドクターが1人着く事になります。くれぐれも、失礼の無いよう心がけてくださいね。特に、蒼井さん、桜井さん。」


ビクッ!!

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