DL♥ロマンティックに抱きしめて。
「君は…
彼の過去を知っても、彼を受け止められる?」
--え…?
どこかで聞いた事ある言葉。
過去…。
先生の……過去?
不安ばかりが募る中、彼の言葉は更に追い討ちをかけるかのように耳に届いた。
「その自信があるなら…聞いてみるといいよ。本人にね。」
「な…なにを…。」
そんな私の言葉にクスクス笑う彼。
「君の思う過去と一緒の事だよ。
…5年前の…あの出来事。」
―――………え?