DL♥ロマンティックに抱きしめて。
鈍い痛みが胸を締め付ける。
――………せ…せんせ?
息がしにくい。
耳に鳴り響く鼓動が止まることを知らない。
「あぁ。言い忘れてたけど、」
戸惑う私に彼は呟く。
「今俺と話した事、
”彼”にも友達の”彼女”にも
内緒にしてね。」
「………。」
言葉を発する事が出来ない私に気づいたのか、クスッと一度笑うと、それ以降何も言わなくなった。
…そして、その数秒後。
―――スーッ
「せんせっ♪お待たせ!」