DL♥ロマンティックに抱きしめて。
俺はもう一度彼女の名を口にしてみた。
だが…
「俊也さんっ!明日も早く起きなきゃいけないですし、そろそろ帰りませんか?ほらっ!リサ達も帰った事ですしっ!」
無理に元気を装っているようにしか見えないその言葉。
そんな彼女をグイッと抱き寄せ、不安を消し去りたい一身で言葉をかける。
「なぁ…くみ、一体何が…
「お願いします!!
…もう…
もう帰りましょう。」
そんな俺の気持ちをさえぎり、呟いた彼女の体はカタカタと小刻みに震えていた。