DL♥ロマンティックに抱きしめて。
…え…!?
突然耳に届いたその言葉に戸惑わずにはいられない。
そんな私の気持ちを察したのか
「やっぱり…。
あんたねぇ、母親の私に気使ってどうするの。
それにもうすぐ受験なら分かるでしょ?
私がこうやって普通に喋れるようになったのは、後遺症が殆ど残っていない証拠よ。まぁ、ある人に支えられたからこそ今こうして喋れているんだけど。」
その言葉に耐えてた感情が溢れ出す。
お…お母さん。
「…だからね、くみ。」
泣き始める私に優しく彼女は言った。
「…我が娘として、
後悔しない恋愛をしなさい♪
じゃなきゃ、許さないわよ!」