DL♥ロマンティックに抱きしめて。

スタッフに声をかけ、指定された場所へと向かう。


「…わぁ~!」

「す…凄いわね…。」


真っ白なドアノブを回せば、一階の雰囲気に負けぬ程の手の凝ったデザイン。それはまるで、外国の家の一室にいるかのよう。

広々とした窓から見えるその景色にキャーキャーと騒ぎ出す二人。
その姿に個室にしといて良かったとホッとする中、コンコンとドアが鳴り、すぐに腹をくすぐる香りが部屋中に広がった。


「さぁ。好きなだけ食っていいぞ。」


そんな俺の言葉に、二人の目がキラキラ輝いていたのは言うまでも無い。




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