DL♥ロマンティックに抱きしめて。
それに気づいた時には既に先生に包まれていて。
「…愛しいくみを手放すつもりは無い。……もちろん、この後もね。」
!!!!?
綺麗な夕焼けが視界に広がる中、チョコレートケーキよりも甘い甘い大人な声が、私の耳元に静かに響いた。
こんなにも私の心を掴んで離さないのは、
他でもない貴方だから。
今やっと、この道を選んで良かったと
心の底からそう感じるの。
いつまでも、その笑顔を側で見ていたい。
他の誰でもない私だけに
貴方の全てを見せてほしいの。
きっとこんな二人を見つめるのは、目の前の夕日だけ。
だからね、先生。
今だけはちょっと…。
「…くみ?」
「俊也さん…
貴方の事が大好きです。」
背伸びをする私の腰をしっかりと支えてくれる腕。
その力に勇気付けられるように、そっとその唇にキスを落とした。