DL♥ロマンティックに抱きしめて。
~蒲生side~
~蒲生side~
*
雄太と分かれた後、後ろを振り向けば俺の担当生徒でもある”蒼井くみ”の姿があった。
俺の身長より、約30cmは小さいであろう彼女が、ちょこんとそこに立っている。
そんな姿を一目見ただけで”許されない感情”が溢れ出る。
――過去を消す事は出来ない。
…だが、
2週間という制限された時間の中、君を思うだけならという自分勝手なわがままは使えるんじゃないかって。
少しでも早く、彼女の元へと足を急がせたが、何だか様子がおかしい。
次第に鮮明に見えてきた彼女の表情。
辛そうで、何かに耐えてるような。
ずっと探していたクマのキーホルダーは確かに受け取ったはずなのに。
―…どうして?
「…蒼井さん?どうかしたの?」
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雄太と分かれた後、後ろを振り向けば俺の担当生徒でもある”蒼井くみ”の姿があった。
俺の身長より、約30cmは小さいであろう彼女が、ちょこんとそこに立っている。
そんな姿を一目見ただけで”許されない感情”が溢れ出る。
――過去を消す事は出来ない。
…だが、
2週間という制限された時間の中、君を思うだけならという自分勝手なわがままは使えるんじゃないかって。
少しでも早く、彼女の元へと足を急がせたが、何だか様子がおかしい。
次第に鮮明に見えてきた彼女の表情。
辛そうで、何かに耐えてるような。
ずっと探していたクマのキーホルダーは確かに受け取ったはずなのに。
―…どうして?
「…蒼井さん?どうかしたの?」