DL♥ロマンティックに抱きしめて。
すっかり忘れていた私。
今日一日で、だいぶ印象は変わってしまったけれど、親友のリサが恋する相手なら精一杯応援してあげたくなるのが本音で。
だけど、返ってきた返事は期待はずれのものだった。
「ん~。なんかね、今日は都合が悪くなったみたいで。日曜になったの。」
「そう…。」
凄く残念そうなリサの声。
私達学生とは違って忙しいドクターなのだから、当日キャンセルになるのも仕方の無い事なのかもしれないけれど…。
それでも、とても楽しそうに服を選んでいたリサの姿を思い出すと、私まで辛くなる。
「でも、次があるからいいわ。ソレよりも!今日の事…
「えっと…あ!学校登校の日にまたゆっくり話すからっ!」
「ちょっ!ちょっとくみ!そんなに桐谷先生の事で何かあったの!?」
「えっ!?えっと、まぁ、うん…。話せば長くなるから今日はもう…。」