DL♥ロマンティックに抱きしめて。

そう言って私の腕に自らの肘をツンツンするのは、朝からハイテンションなちぃちゃん。


「そうだ…ね。」

「どうやら、8班の桜が目をつけているらしいよ。相当本気みたいだけど。」


―…え?
桜…ちゃん?


その言葉に彼女を見ると私と同じ方向を見る瞳があった。

お金持ちで見た目も可愛らしい品のある彼女。


―…桜ちゃんもだなんて。


「でもまぁ。くみの方が可愛いしね~♪あの蒲生先生ならきっと…」

「ちょっ!…ちぃちゃん、声…」

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