DL♥ロマンティックに抱きしめて。
先生のため息一つで、こんなにも震え上がる体。
……呆れられた?
―…怒られるのが怖いんじゃない。
「ご…ごめんなさい……。」
―…貴方に…
「す……すみません。先生…」
―…嫌われるのが怖いの。
「……もう、だめだ。」
――どっちが早かったかなんて覚えてない。
先生の声が私の心に突き刺さるのが先か、
それとも、先生が私の腕を引く力が先か。
ただ一つ言えるのは、
その一瞬で、胸の奥が焼けるように熱くなったという事…。