DL♥ロマンティックに抱きしめて。
私の言葉に、しぶしぶOKを出してくれたリサを喜ばせる為に、一生懸命彼女のイメージに合う服を探してみる。
見渡せば色々なジャンルの服があり、きっと一番似合う服を絶対に見つけきれるはず。と思っていたのだけれど・・・。
「ん~…。やっぱりしっくりこない…。」
可愛らしい服や、膝丈のワンピースなど色々試した結果、どれも御気に召さなかった様子。
ため息が続く彼女を見ていると、それだけ恋の大きさも伝わってくるわけで。
「大丈夫だよ!絶対に見つかるから!」
休憩といって、ベンチに腰掛けるリサにハートのチョコが散りばめられた苺クレープをそっと差し出した。
「く、くみ。これ、どこで?」
「ん?すぐそこのクレープ屋さん。新商品なんだって。ハートでいっぱいなリサにお似合いでしょ。」
「…もぉ~。気使わせてしまってごめんね。」