DL♥ロマンティックに抱きしめて。
♯6 別々の2人
*
その後、一言も喋らない先生に連れられ、着いた先はもう何度目になるだろう、仮眠室。
そっと私をベットに座らせ背を向けた先生は、
『…すまない。暫く休んで。』
その言葉を残し、仮眠室から立ち去った。
そして…午後の部も姿を見せなかった先生。
戸惑う私に声をかけてくれたのは
―…桐谷先生で。
『蒲生先生なら暫く来ないよ。忙しいんだって。って事で、くみちゃんも俺と一緒に行動してもらうから。』