素敵彼氏の裏の顔【番外編】
隼人がゆっくり扉を開く。
中からは甘い薔薇の香りが漂ってきて。
そして、目の前に、見たこともないような広い空間が広がっていた。
ガラス張りの壁。
向こうには、一面のキラキラ輝く夜景。
白い清潔なタブルベッド。
もう一つの部屋には、大きなテレビとソファーもある。
その横にあるバスルームもガラス張りで。
温泉かと思うほどの大きな浴槽はジャグジーにもなるようで、一面に薔薇の花びらが散りばめられていた。
すごい!
テレビで見る、スイートルームみたい!!
「ねぇ、隼人!お風呂大きいよ!」
興奮して走り回るあたし。
「外もすごく綺麗!
それにね……」